2012年9月3日月曜日

リヨン 旧市街、フルヴィエールの丘など

宿から地下鉄でローヌ川とソーヌ川を渡ったところにあるリヨンの旧市街へ行きました。
メトロの駅Vieux Lyonを降りたらすぐのところにフルヴィエールの丘へ上るケーブルカーの乗り場があります。
 かわいらしい色に塗られたケーブルカー。
方面は2つに分かれていて、右のFourvière 行きに乗ります。

動き出したと思ったら、すぐに到着するほどの短い区間です。でも、メトロの一日券があれば、このケーブルカーもタダで乗れるのですから、ぜひ乗りましょう。







駅のホームに次のケーブルカーの出発まで何分、という表示があります。











ケーブルカーが登っていく軌道です。

ケーブルカーを降りてすぐのところにある、ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂です。












中に入りましたが、足場だらけの工事中でした。 天井もすべて修復するのでしょう。


聖堂の右側の道を奥に進むと展望台があります。



リヨンの旧市街から、ローヌ川の向こうに広がる町の様子を一望することができます。

こうして見ると、この丘は結構高いところにあります。
ガイドブックには「歩いてもたいした距離ではない」なんて書いてありましたが、ケーブルカーに乗ってよかった! という気持です。

遠くに見える高いビルが何棟かあるところが、パールデュー駅あたりでしょう。
フランスの都市の街並は整然としているのに感心させられます。
ケーブルカーのケーブルを巻く機械部分です。

これも同じですが、ケーブルって結構細いものなのですね。
これで大丈夫なのかと、ちょっと心配になります。
 丘から下りて、旧市街を北に向かって歩きます。
このあたりは石畳の狭い道に古い石造りの建物が 立ち並んでいます。









何か、イタリアの古い町にいるような雰囲気のところもあります。






ステンドグラスで作られたパン屋さんの看板です。パンを焼くのも、昔ながらのやりかたを続けているのでしょう。










サン・ジャン大司教教会です。
1180年から1480年にかけて建築されました。
1600年には、フランス王アンリ4世がマリー・ド・メディシスとの結婚式をここで挙げたということです。
これは、国の財政が逼迫していたため、マリーの持参金目当ての結婚だったのですが、フランス語が喋れず不満だらけのマリーは、気晴らしのために持参金の殆どを浪費してしまったとのことです。





ギニョールGuignolと 呼ばれる操り人形で行う劇は、リヨンのものが有名だそうです。
その劇場の写真です。
残念ながら、公演日が毎日ではなくて、見ることができませんでした。
この劇場のものではありませんが、 ギニョール劇の一部は以下のユーチューブで見ることができます。

http://www.youtube.com/watch?v=h9504Uhfyy0


ソーヌ川を渡って、市庁舎があるテロー広場La place des Terreauxに来ました。
リヨンらしく、格式がある市庁舎の建物です。










広場にある噴水の彫刻は、フレデリク・バルトルディ という人の作です。バルトルディは、後年に自由の女神の作者として有名になった人です。
女神は彼の母親をモデルにしたものだと言われていますが、そういわれてみれば、この数頭の暴れ馬を引く女性と子ども(母子か?)の彫刻ですが、女性の雰囲気が少し似ているような・・・。






同じく、テロー広場に面して建つリヨン美術館です。
市内の交通機関、トロリーバスの姿も見えます。
市庁舎からずっと南下して、ベルクール広場La Place Bellecour までやってきました。
お目当ては、広場の南西に立っているというサン=テグジュペリ像です。
像は広場の中ではなく、広場の外側を通る道の外に立っていました。
作家とともに、飛行機の操縦士でもあったサン=テグジュペリは、欧州=南米間の航空路開拓にも携わったそうです。
その彼の後ろには、星の王子さまが左手をサン=テグジュペリの背中に置いて立っています。

像はこういう場所にあるので、公園のすぐ外の並木の間をさがして下さい。
(2012年5月)