14世紀はこの村に城が建てられたそうですが、現在残っているのは、この写真の城門<ニズィの門>Porte de Nizy だけとなっています。
ちょっとした丘の上にある村ですが、その細いメインストリートも少し坂になっています。
建物の石が黄土色というよりも黄金色に近い色をしています。
軟らかそうな砂岩のような石ですが、この辺りで採れるのはこういう色なのでしょう。
メインストリートに売店と食堂を兼ねたようなところが2-3軒ありますが、ほかには店らしいところはありません。
細い道があるので、入ってみたら路地裏という雰囲気のところでした。
道をずーっと上がっていったところに教会があります。
この辺りに城が建っていたようで、この教会は元は城の礼拝堂だったそうです。
この近くに城門の一部が残っていますが、厚さ1.7mもあるものだそうです。
教会の中にあるステンドグラスです。
比較的新しいもののようで、光が入ってきて、とてもきれいでした。
内部の壁には、レンガのような赤っぽい色をした石が使われています。
外側の黄金色の石とは違う種類のものなのでしょうか。
教会の横からの眺めです。
牧草地もありますが、ぶどう畑もかなり広がっています。
駐車場にとまっている私たちの車です。
後ろを、ぶどう畑用(?)の作業車が通っていきました。
村の入口近くにあったワイナリーというかカーヴです。
ボージョレーと言うと、日本では「ボージョレー・ヌーヴォー」でよく知られるようになりました。
ここはブルゴーニュの南端にあたりますが、栽培されているぶどうはピノ・ノワールではなくて、ガメイGamay種です。
ボージョレーと名乗るためにはガメイ種のぶどうではなければならないのだそうです。
ガメイは若飲み用にはまずまずですが、熟成させるのならピノ・ノワールには敵いません。
この村でお昼をいただきました。
オムレツ(上)とクロックムッシュ(下)です。
どちらも、新鮮なサラダとチップスが付いてきました。
田舎で食べる野菜はおいしいです。
また、ロゼワインは軽くて、そして安くてよかったです。
ワンOingtの読み方ですが、Google翻訳で発音させてみると「ウァ」と聞こえました。
どっちにしてもむずかしい読み方です。
(2012年5月)