スイスのバーゼルを見ていこうと、フランス側で宿を探したが適当なところが見つかりません。スイスの宿は高いので敬遠。
で、ドイツのインスリンゲンInzlingenというところに泊まりました。
あまり知られていない田舎だけあって、他よりも安く泊まることができました。
インスリンゲンの隣には、このあたりでは一番大きな町レラハLörrachがあり、ここはレラハ地域ということで、この車のナンバープレートもレラハナンバーになっています。
ホテルの外をぶらぶらしてみましたが、インスリンゲンは町とは言っても、小さなスーパーが1軒とレストラン・バーが数軒しかないようなところです。
これはタバコの自販機ですが、未成年にタバコを買わせないために年齢証明カードを認識させるカードリーダーが付いています。
これがインスリンゲンで見かけた唯一の自販機でした。
インスリンゲンで最も有名なお城が左のWasserchloss(水の城)です。と言うか、このお城があるところということでインスリンゲンは知られているそうです。
築城がいつなのかは不明ですが、16世紀初めには、もうこの城の記述があったそうです。
私たちが泊まったところは、実はここでした。
正確に言うとこのお城の中ではなくて、別館に泊まったのですが、結構有名なお城だということは後から知りました。
私たちが泊まった別館です。
お城から50mほど離れたところにあります。
入口です。中に入るとレセプションがありますが、通常は誰もいません。
階上のツインの部屋に入れてもらいました。
ドイツやオーストリアでのベッドのセッティングは、このように掛けふとん(毛布)を真ん中に畳んでおくという形でした。
大きくはありませんが、イスとテーブルのセットも入っていてスペース的には十分です。
これがドイツなど北ヨーロッパでよく見られるサッシです。
分厚くて、二重ガラスのすごく気密性が高いような代物ですが、このように少し斜めに開けた状態で固定することもできるので、少し空気を入れたいときなど、とても便利です。
お風呂は小さめですが、機能的でした。
朝ごはんです。
朝食は5ユーロで、スイスやフランスでは考えられないぐらい安かった。(田舎のせいでしょうか?)
内容的には、ちゃんとしたコンチネンタルです。
ハムやチーズもあります。
フルーツもミックスですけどありました。
コーヒーカップをひっくり返してみてビックリ!
ヴィレロイ&ボッホVilleroy & Bochでした。
こんな安宿(失礼!)には似つかわしくないと思い、どうしたのか訊ねてみましたら、「シェフがフライブルグで買ってきた」とのことでした。
ドイツ製と書いてありましたが、ドイツだと安いのでしょうか。
朝食堂です。
地味で田舎っぽいです。でも、このイスの座り心地はかなりのものです。
良いものを長く使うというドイツ式なのでしょう。
この日も次の日も、夕食は隣町レラハLörrachへ出かけました。
軽く食べたいと思っても、インスリンゲンではしっかり食べるレストランしかないし、そのレストランも開くの早くても7時ということなので、待ちきれずに出かけてしまいました。
レラハでもレストランだと事情は同じようなものです。で、駐車場を出たところにあったミグロスのフードコートに入りました。
ミグロスって、スイスでずいぶん見かけたのですが、ドイツでもここだとスイスに近いからあるのでしょうか。
ドイツらしく、とビールとソーセージ、それにサラダを食べました。
ビールはやっぱり美味しかった!
それにソーセージも。でも、ポークではなくヴィールのソーセージということでした。
これはピザです。
写真を撮りませんでしたが、チキンサラダも食べました。
旅行中はレストランでしっかり食事することが多くなり疲れてきますので、こういう簡単な食事で済ませるのは時間(とお金)の節約にもなります。
店内のテーブルはガラガラでしたが、外は全部埋まっていました。
ドイツ人は戸外が好きなのです。
(2012年5月)