電車かバスで行こうかと思いましたが、泊まっているインスリンゲンからだと20分ぐらいしかかからないので、車で行くことにしました。
旧市街に入ると駐車が面倒そうなので、ライン川の手前(北側)の駐車場に車を入れました。
ここでも市民の足は路面電車です。
ヨーロッパの都市では、これがとても便利です。地下鉄と違って、乗り降りに時間がかからないし、バスと違い、どこに行くのか分からないということもないし。
でも、バーゼルは小さな町なので、電車には乗らないで歩くことにしました。
ライン川にかかるミットレレMittelere橋を渡ります。
目指すのは市立美術館 Kunstmuseumです。ちょうどそこで開催中のルノアール展を知らせる赤い旗が橋にかかっていました。
同じく橋の上から大聖堂方面を見た写真です。
空には黒い雲があって、なんだか雨が降ってきそうな気配です。
「原付自動車」がここにもありました。
スクーター用のエンジンで走る超小型車です。
老人などの、文字通り足代わりになる便利な乗り物です。
マルクト広場に面して建つ市庁舎の時計塔です。
赤色砂岩で造られた、ゴシック様式の建物です。
16世紀始め、バーゼルのスイス連邦加盟をきっかけに建造されました。
時計塔は19世紀末以降に付け加えられたものだそうです。
色合いが違いますが、同じく市庁舎です。
(カメラの設定のせいです)
どちらかというと、この写真の色に近いでしょうか。 赤い砂岩にキンキラの絵を描いてあって、ちょっとびっくりするほど華やかな建物でした。
路面電車の色も様々で見ていて楽しくなります。
市立美術館の入口です。
ロダンの彫像「カレーの市民」があります。
ここは、1662年にできた欧州で最古の公共美術館です。
聖アルバン門です。
1400年に出来たもので、バーゼルに現存する3つの門のひとつです。
門の下の人が通るところです。
この白っぽいサメの歯みたいな扉が下りる仕掛けになっているようです。
大聖堂です。
典型的なゴシック建築で、モザイク模様の屋根がきれいでした。
この大聖堂も、赤色砂岩を使って建てられています。
「魚市の噴水」です。
昔、このあたりに魚の市があった名残だそうです。
歩いていて見かけた建物です。
屋根の傾斜がしっかりついているのが、周囲の建物との違いです。
これだけの傾斜があれば、屋根の雪下ろしは必要ないことでしょう。
赤い上下の人たちがスキー板を運んでいるような写真ですが、実はこれはスキー板ではなくて「道路工事中」のサインで、赤い服の人たちは工事人でした。
これだけしっかり表示してもらうと、ぶつかったりすることもないでしょうから安全ですね。
いつもお世話になるマックです。
(この日はお世話になりませんでした)
グリーン色のシックな看板で落ち着いた雰囲気です。
懐かしい看板を見つけました。
レダラッハLäderachのチョコレートがここにあります。
板状のチョコレートがいろいろ。ナッツが入ったものもたくさんあります。
中でもアーモンド入りのこれが一番です。
ただのアーモンドではなく、アーモンドの周囲をキャラメライズさせたのが入っています。
一枚全部買わなくても、「四分の一ぐらい」とか言うと、割ってくれます。手で割るので、だいたいのサイズにしかなりませんし、割れ方も美しくならないことが多いです。だから贈答用には向きませんが、とてもおいしいです。
(2012年6月)