前にご紹介したタンThann近辺から北へ150kmほど続く「ワイン街道」に沿って点在するワイン造りの村々とは違い、人口7万人ほどのかなり大きな町です。
アルザス通り(D201)をタンから北上してくると、コルマールというサインはあるのですが、ガイドブックにあるような古い町並みは全然見あたりません。
古い町並みがある旧市街は、アルザス通りから少し西側、コルマール鉄道駅の北東方向に広がっています。
車で行くときは、旧市街にあるホテルや教会を目指して行かなければ、なかなかたどり着きにくいところです。
で、何とか旧市街に入って、最初に目に入ってきたのがこのカテドラルです。
赤色砂岩のきれいな建物ですが、手前の屋根の上に何かがくっついています。
よく見てみると、コウノトリの巣でした。
このコルマールだけではなく、アルザス地方にある多くの教会や背の高い建物の屋根のてっぺんにはコウノトリが巣を作っているのです。
これは近くにあるドミニカン教会の尖塔です。
カテドラルもそうですが、屋根の模様がきれいです。
「頭の家」Maison des Têtesです。
100以上もの顔の彫刻で飾られたファサードからそういう名前になっています。
真ん中の部分の拡大写真です。
同じく、下から見上げてみました。
いろんな顔があります。
下半身が魚のような半人半魚は、人魚姫ではなくて髭を生やしたおじいさんのようでした。
「旧税関」の建物も、アーチと壁の部分は赤色砂岩でできています。
屋根のパターンがとてもきれいでした。
「旧税関」のアーチを正面から。
ここを抜けると近道で便利でした。
コルマールの町並み。
こういう景色が、そこかしこに広がっている町です。
コルマールで見かけた軒看板です。
この人形も軒看板なのでしょうか。
木組みの壁の家が多いのですが、この家の壁膨らんでいるようです。
横から見ると、ほら、壁が柱よりも出張っているのが分かります。
デザインなのでしょうか。それとも、壁を塗り重ねているうちに、だんだん分厚くなってきたのでしょうか。
コルマールでのランチです。
何といってもアルザスに来たらタルト・フランベを頼まないといけません。
「アルザス風極薄ピザ」というガイドブックの説明でしたが、注文したオニオン、ベーコンにマッシュルームが入ったものは、とてもあっさりして、あっさりと胃に収まりました。
ピザからトマトソースとチーズを抜いたもの、というカンジです。
こちらは「農民風サラダ」です。
サラダの上の田舎風のソーセージがのっています。
アルザス地方の焼き菓子「クグロフ」Kougelhopfがお菓子屋さんのウインドー越しに見られます。
町中を走る遊覧列車。
お天気が良かったので、レストランでは外の席がよく埋まっています。
小ヴェニスPetite Veniseと呼ばれるところが町の一部にあり、運河に沿ってレストランが並んでいます。
お土産店の店先に吊るしてあったTシャツ。
アルザスの民族衣装をした女の子がオシリを見せている図柄です。
この絵はアルザスのあちこちで見られました。後でもっと分かりやすい絵が出てきますので乞うご期待。
(2012年6月)