2012年10月12日金曜日

ブルゴーニュ  ボーヌの黄金の丘

 ワインどころ、ブルゴーニュにあるボーヌ Beaune 辺りでは、黄金の丘 "Côte d'Or" と呼ばれるぶどう畑が続く景色を見ることができます。

このあたりでは、そこかしこで見られる「グラン・クリュのルート」という看板です。

もう10年ほども前に来たときにも思いましたが、このあたりのぶどう畑は本当にきれいです。
うねうねとした丘が続いているのが良いのでしょう。ぶどうもよく手入れがされていますし、畑に雑草を見ることもあまりありません。
ブルゴーニュワインの名声を保つための努力はこういうところにも見ることができます。
宿の紹介で、ワイナリー見学に行きました。
ポマール Château de Pomard というところです。
普通は入場・案内で21ユーロかかるところが、宿の人がレターを書いてくれて12ユーロになりました。
1726年創業で、ぶどう栽培は赤のピノ・ノワールのみ。但し、地質が違う8種類の畑から採れたぶどうをブレンドしてワイン造りをしているそうです。

中庭にはアートが置いてあります。
建物の一部が小さなミュージアムになっていて、ミロやピカソ、それにウォーホールのオリジナルが展示されていました。

ちなみに、このワイナリーのワインは最高でもプルミエ・クリュということでしたが、お値段は65ユーロでした。
この日は 暑い日でした。
ワイナリー近くの川の上にテーブルを置いている涼しげなお家がありました。
京都の納涼川床みたいなものですね。

こちらは昔の洗濯場(だと思うのですが)。
水は澄んではいませんが、ここも涼しげでした。
 もう1軒、飛び込みでワイナリーに行きました。
ここもプルミエ・クリュです。
後になって、建物の写真など全然撮っていないことに気づきました。
暑かったからボケてしまったのでしょう。
ま、ワイナリーは建物ではなくてワインそのものが大事です。




こちらは、入場と試飲で一人15ユーロ。
いろいろ試飲もさせてもらいましたが、買いたくなるようなワインはありませんでした。

やっぱりブルゴーニュは「お高い」です。
ワインが出来上がる前から、その90%が売れてしまうというワイナリーがありましたが、それだけ品質が信頼されているからでしょうか。それとも、ブランドだから、ということなのでしょうか。


天候不順で、思うほど作柄も良くなくて、ワインの質が落ちる年もあることでしょうが、それはそれで世界中の人々は「ブルゴーニュ」を手に(口に?)入れたがっているのです。
(2012年5月)