コルマールの次は、車で30分ほどのところにあるカイゼルスベルグKaysersbergへ向かいました。
このへんは道路に沿って、ぶどう畑が広がっています。
ぶどう畑の中に道が走っていて、ところどころにワイン作りの村がある、という感じです。
途中、通り過ぎた村です。
尖った塔の形がかわいらしいです。
カイゼルスベルグの村に入ってきました。
村の中は木組みの家だらけ。窓や道に赤いゼラニウムの花が飾られていて、とてもかわいらしいところです。
この村にも、木組みの壁がふくらんでいる家がありました(右の赤い壁の家)。
どの家も歴史を感じさせる古い建物ですが、きちんと整備されています。
壁の色もさまざまで、遠くから見ているとおもちゃの家のようです。
村の後ろは小高い丘になっていて、城壁がありました。
ぶどうを彫ったドア。
ちょっと変わった形の木組みです。
実用だけではなくて、色を塗ったり形を変えたり遊びがあるのは、それだけ余裕があるということなのでしょう。
ワインを試飲したところの近くにあったアーチ。
試飲したリースリングは甘口でした。値段が高いリースリングは遅摘みのぶどうを使うので、より甘くなるとのことです。
前回に遠目でご紹介した、アルザスのあちこちで見られる絵です。
これはポスターだったでしょうか。
「アルザスっ子はパンツなし」ということですが、そのこととビールを持っていることと関係あるのかどうかは聞けず仕舞いでした。
(2012年6月)
2013年7月27日土曜日
コルマール アルザス・ワイン街道の中心地
コルマールColmarは、フランスでも有数のワインどころとして知られるアルザス地方にあります。
前にご紹介したタンThann近辺から北へ150kmほど続く「ワイン街道」に沿って点在するワイン造りの村々とは違い、人口7万人ほどのかなり大きな町です。
アルザス通り(D201)をタンから北上してくると、コルマールというサインはあるのですが、ガイドブックにあるような古い町並みは全然見あたりません。
古い町並みがある旧市街は、アルザス通りから少し西側、コルマール鉄道駅の北東方向に広がっています。
車で行くときは、旧市街にあるホテルや教会を目指して行かなければ、なかなかたどり着きにくいところです。
で、何とか旧市街に入って、最初に目に入ってきたのがこのカテドラルです。
赤色砂岩のきれいな建物ですが、手前の屋根の上に何かがくっついています。
よく見てみると、コウノトリの巣でした。
このコルマールだけではなく、アルザス地方にある多くの教会や背の高い建物の屋根のてっぺんにはコウノトリが巣を作っているのです。
これは近くにあるドミニカン教会の尖塔です。
カテドラルもそうですが、屋根の模様がきれいです。
「頭の家」Maison des Têtesです。
100以上もの顔の彫刻で飾られたファサードからそういう名前になっています。
真ん中の部分の拡大写真です。
同じく、下から見上げてみました。
いろんな顔があります。
下半身が魚のような半人半魚は、人魚姫ではなくて髭を生やしたおじいさんのようでした。
「旧税関」の建物も、アーチと壁の部分は赤色砂岩でできています。
屋根のパターンがとてもきれいでした。
「旧税関」のアーチを正面から。
ここを抜けると近道で便利でした。
コルマールの町並み。
こういう景色が、そこかしこに広がっている町です。
コルマールで見かけた軒看板です。
この人形も軒看板なのでしょうか。
木組みの壁の家が多いのですが、この家の壁膨らんでいるようです。
横から見ると、ほら、壁が柱よりも出張っているのが分かります。
デザインなのでしょうか。それとも、壁を塗り重ねているうちに、だんだん分厚くなってきたのでしょうか。
コルマールでのランチです。
何といってもアルザスに来たらタルト・フランベを頼まないといけません。
「アルザス風極薄ピザ」というガイドブックの説明でしたが、注文したオニオン、ベーコンにマッシュルームが入ったものは、とてもあっさりして、あっさりと胃に収まりました。
ピザからトマトソースとチーズを抜いたもの、というカンジです。
こちらは「農民風サラダ」です。
サラダの上の田舎風のソーセージがのっています。
アルザス地方の焼き菓子「クグロフ」Kougelhopfがお菓子屋さんのウインドー越しに見られます。
町中を走る遊覧列車。
お天気が良かったので、レストランでは外の席がよく埋まっています。
小ヴェニスPetite Veniseと呼ばれるところが町の一部にあり、運河に沿ってレストランが並んでいます。
お土産店の店先に吊るしてあったTシャツ。
アルザスの民族衣装をした女の子がオシリを見せている図柄です。
この絵はアルザスのあちこちで見られました。後でもっと分かりやすい絵が出てきますので乞うご期待。
(2012年6月)
前にご紹介したタンThann近辺から北へ150kmほど続く「ワイン街道」に沿って点在するワイン造りの村々とは違い、人口7万人ほどのかなり大きな町です。
アルザス通り(D201)をタンから北上してくると、コルマールというサインはあるのですが、ガイドブックにあるような古い町並みは全然見あたりません。
古い町並みがある旧市街は、アルザス通りから少し西側、コルマール鉄道駅の北東方向に広がっています。
車で行くときは、旧市街にあるホテルや教会を目指して行かなければ、なかなかたどり着きにくいところです。
で、何とか旧市街に入って、最初に目に入ってきたのがこのカテドラルです。
赤色砂岩のきれいな建物ですが、手前の屋根の上に何かがくっついています。
よく見てみると、コウノトリの巣でした。
このコルマールだけではなく、アルザス地方にある多くの教会や背の高い建物の屋根のてっぺんにはコウノトリが巣を作っているのです。
これは近くにあるドミニカン教会の尖塔です。
カテドラルもそうですが、屋根の模様がきれいです。
「頭の家」Maison des Têtesです。
100以上もの顔の彫刻で飾られたファサードからそういう名前になっています。
真ん中の部分の拡大写真です。
同じく、下から見上げてみました。
いろんな顔があります。
下半身が魚のような半人半魚は、人魚姫ではなくて髭を生やしたおじいさんのようでした。
「旧税関」の建物も、アーチと壁の部分は赤色砂岩でできています。
屋根のパターンがとてもきれいでした。
「旧税関」のアーチを正面から。
ここを抜けると近道で便利でした。
コルマールの町並み。
こういう景色が、そこかしこに広がっている町です。
コルマールで見かけた軒看板です。
この人形も軒看板なのでしょうか。
木組みの壁の家が多いのですが、この家の壁膨らんでいるようです。
横から見ると、ほら、壁が柱よりも出張っているのが分かります。
デザインなのでしょうか。それとも、壁を塗り重ねているうちに、だんだん分厚くなってきたのでしょうか。
コルマールでのランチです。
何といってもアルザスに来たらタルト・フランベを頼まないといけません。
「アルザス風極薄ピザ」というガイドブックの説明でしたが、注文したオニオン、ベーコンにマッシュルームが入ったものは、とてもあっさりして、あっさりと胃に収まりました。
ピザからトマトソースとチーズを抜いたもの、というカンジです。
こちらは「農民風サラダ」です。
サラダの上の田舎風のソーセージがのっています。
アルザス地方の焼き菓子「クグロフ」Kougelhopfがお菓子屋さんのウインドー越しに見られます。
町中を走る遊覧列車。
お天気が良かったので、レストランでは外の席がよく埋まっています。
小ヴェニスPetite Veniseと呼ばれるところが町の一部にあり、運河に沿ってレストランが並んでいます。
お土産店の店先に吊るしてあったTシャツ。
アルザスの民族衣装をした女の子がオシリを見せている図柄です。
この絵はアルザスのあちこちで見られました。後でもっと分かりやすい絵が出てきますので乞うご期待。
(2012年6月)
2013年7月12日金曜日
タン アルザスのワイン街道の南端にある村
タンThannは、アルザスのワイン街道の南の端にある小さな村です。
小さな村ですが、この大聖堂は、フランボワイヤン・ゴシック様式のもので、規模こそ小さいですがストラスブールの大聖堂と比較されるほど美しいといわれています。
ゆっくりと中も見たかったのですが、ビッシリと車が駐車していて、どこにも車を止める場所がありません。
ぐるぐる廻って駐車場所を探しているうちに、混んでいる原因が分かりました。
土曜市をやっているのです。
野菜など生鮮食料品が主なもののようですが、たいした集客力です。
廻っているうちに、どこか空くかもしれないと思っているのは、我々だけではありません。
同じようにぐるぐる廻っている車がいっぱいです。
後ろに写っている白っぽい家は、上部が木組みになっていますが、何か公共の建物のようでした。
田舎っぽくてカンジの良い広場です。
中央に見える噴水には、どなたか聖人の像のように見受けられました。
MUSEE博物館の看板が立っていました。
この建物なのかどうか分かりませんが、角の柱に赤色砂岩を使っていて、なかなか立派な建物です。
駐車場所が見つからないことは無いのですが、車が大きいので空いていても入れないところが多いのです。
結局、この村を見るのは車窓からだけで、次へ行くことにしました。
ヨーロッパを旅行するとき、特に古い町の旧市街を走る予定があるのなら、大きな車は避けたほうが良いです。
(2012年6月)
小さな村ですが、この大聖堂は、フランボワイヤン・ゴシック様式のもので、規模こそ小さいですがストラスブールの大聖堂と比較されるほど美しいといわれています。
ゆっくりと中も見たかったのですが、ビッシリと車が駐車していて、どこにも車を止める場所がありません。
ぐるぐる廻って駐車場所を探しているうちに、混んでいる原因が分かりました。
土曜市をやっているのです。
野菜など生鮮食料品が主なもののようですが、たいした集客力です。
廻っているうちに、どこか空くかもしれないと思っているのは、我々だけではありません。
同じようにぐるぐる廻っている車がいっぱいです。
後ろに写っている白っぽい家は、上部が木組みになっていますが、何か公共の建物のようでした。
田舎っぽくてカンジの良い広場です。
中央に見える噴水には、どなたか聖人の像のように見受けられました。
MUSEE博物館の看板が立っていました。
この建物なのかどうか分かりませんが、角の柱に赤色砂岩を使っていて、なかなか立派な建物です。
駐車場所が見つからないことは無いのですが、車が大きいので空いていても入れないところが多いのです。
結局、この村を見るのは車窓からだけで、次へ行くことにしました。
ヨーロッパを旅行するとき、特に古い町の旧市街を走る予定があるのなら、大きな車は避けたほうが良いです。
(2012年6月)
2013年7月11日木曜日
スイス バーゼルはライン河畔の町
電車かバスで行こうかと思いましたが、泊まっているインスリンゲンからだと20分ぐらいしかかからないので、車で行くことにしました。
旧市街に入ると駐車が面倒そうなので、ライン川の手前(北側)の駐車場に車を入れました。
ここでも市民の足は路面電車です。
ヨーロッパの都市では、これがとても便利です。地下鉄と違って、乗り降りに時間がかからないし、バスと違い、どこに行くのか分からないということもないし。
でも、バーゼルは小さな町なので、電車には乗らないで歩くことにしました。
ライン川にかかるミットレレMittelere橋を渡ります。
目指すのは市立美術館 Kunstmuseumです。ちょうどそこで開催中のルノアール展を知らせる赤い旗が橋にかかっていました。
同じく橋の上から大聖堂方面を見た写真です。
空には黒い雲があって、なんだか雨が降ってきそうな気配です。
「原付自動車」がここにもありました。
スクーター用のエンジンで走る超小型車です。
老人などの、文字通り足代わりになる便利な乗り物です。
マルクト広場に面して建つ市庁舎の時計塔です。
赤色砂岩で造られた、ゴシック様式の建物です。
16世紀始め、バーゼルのスイス連邦加盟をきっかけに建造されました。
時計塔は19世紀末以降に付け加えられたものだそうです。
色合いが違いますが、同じく市庁舎です。
(カメラの設定のせいです)
どちらかというと、この写真の色に近いでしょうか。 赤い砂岩にキンキラの絵を描いてあって、ちょっとびっくりするほど華やかな建物でした。
路面電車の色も様々で見ていて楽しくなります。
市立美術館の入口です。
ロダンの彫像「カレーの市民」があります。
ここは、1662年にできた欧州で最古の公共美術館です。
聖アルバン門です。
1400年に出来たもので、バーゼルに現存する3つの門のひとつです。
門の下の人が通るところです。
この白っぽいサメの歯みたいな扉が下りる仕掛けになっているようです。
大聖堂です。
典型的なゴシック建築で、モザイク模様の屋根がきれいでした。
この大聖堂も、赤色砂岩を使って建てられています。
「魚市の噴水」です。
昔、このあたりに魚の市があった名残だそうです。
歩いていて見かけた建物です。
屋根の傾斜がしっかりついているのが、周囲の建物との違いです。
これだけの傾斜があれば、屋根の雪下ろしは必要ないことでしょう。
赤い上下の人たちがスキー板を運んでいるような写真ですが、実はこれはスキー板ではなくて「道路工事中」のサインで、赤い服の人たちは工事人でした。
これだけしっかり表示してもらうと、ぶつかったりすることもないでしょうから安全ですね。
いつもお世話になるマックです。
(この日はお世話になりませんでした)
グリーン色のシックな看板で落ち着いた雰囲気です。
懐かしい看板を見つけました。
レダラッハLäderachのチョコレートがここにあります。
板状のチョコレートがいろいろ。ナッツが入ったものもたくさんあります。
中でもアーモンド入りのこれが一番です。
ただのアーモンドではなく、アーモンドの周囲をキャラメライズさせたのが入っています。
一枚全部買わなくても、「四分の一ぐらい」とか言うと、割ってくれます。手で割るので、だいたいのサイズにしかなりませんし、割れ方も美しくならないことが多いです。だから贈答用には向きませんが、とてもおいしいです。
(2012年6月)
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