2014年8月21日木曜日

<最終回>  エトセトラ


旅日記3の最終回は、これまでのブログに載せそこなった写真をご紹介します。



マカロン発祥の地、ナンシーで買ったとき、
お店でこういう包装をしてくれました。
箱とか袋とかじゃあなくて、包装紙に包んで
リボンをキュッキュッっと結んで・・・。
昔の日本の百貨店でお菓子を買ったときの
ようでした。
 どこかのハイウェイのサービスエリアにPAULがありました。
ランチにチキンサンドイッチ(奥)とキッシュ(手前)を食べました。
PAULも、最初にパリで食べたときは、「有名店だぞォー!」と気持ちが昂ったものですが、もうメトロの駅とかあちこちに出店してるので、あまり有難味がなくなってしまいましたね。
一定レベル以上だから安心ですけどね。







アルザス地方のお店で売っていた、セラミック製のプリッツェルです。
クリスマスツリーに付けるもののようでした。

こっちは正しくクリスマス用です。
ウチのツリーにはこれだけのものを吊り下げるだけの枝がないので、柱にピンで止めて飾っています。
トムとジェリーです。
これは、 ストラスブールのケーキ屋さんで
買いました。
陶器でできているのですが、よく見ると丸い
穴が開いていて、ケーキの上にこれを置いて
小さなローソクを立てるようになっている
というワケです。

ル・コルビュジエが設計したロンシャン礼拝堂の売店にあった品物です。
後ろにローソクが付いていて、その光で礼拝堂の姿が浮かび上がるようになっている、というものです。
(ピンボケですみません)
 ブルゴーニュで買ったワインテースティング用のトレーです。
ワインの「利き酒」をするとき、これに少量のワインを注いで、色や香りをチェックするのです。
周囲はギザギザがついていて、ワインを回したときに空気が含みやすいようになっています。
材質は錫で、しっかりとした造りのプロ仕様です。


アルザスの「シンボル」、コウノトリのシルエットです。
材質は皮のように見えましたが、合成でした。














同じくコウノトリですが、こちらはキーホルダーになっている小さなものです。
同じデザインで、ずいぶん大きなものまで揃っています。

最後は「奇跡の」十字架です。
ル・コルヴュジエのところで買ったのですが、どこかに落としたらしく、消えてしまったのです。
諦めていたところ、そのまた何日か後に、洋服のポケットからこの十字架が出てきました。
で、これを「奇跡の」十字架と呼ぶことにしたわけです。
おそらく服を脱ぎ着したとき偶然ポケットに入っただけのことで、「奇跡」とはちょっと言い過ぎのようにも思いますが、ル・コルヴュジエの礼拝堂で買ったものだけに、そう思いたいということなのです。
(2012年6月)



引き続き、たすじいの旅日記4&5 のご愛読よろしくお願いします。

パリで食べたもの

パリに着いて、まず食べたランチは”十字屋”のお弁当でした。
パリまで来てお弁当なんてちょっと情けないですが、ここのお弁当はB級グルメの我々にはピッタリです。

今日はまだかき揚げがありました。
ラッキー♪♪
久しぶりのエビスビールとの相性も抜群!!
 こちらはコロッケ弁当です。
キリンの一番搾りも懐かしい味です。

これだけ全部で€22です。
満足しました。

この日の夜は、再び日本食です。
十字屋さんに近い、”道”という寿司屋さんに行きました。
オペラ界隈には日本レストランがあちこちにありますが、中には怪しいところもあるので、パリに住んでいる人においしくて安いお店を教えてもらうのが一番です。

ワインを頼んだためか、それとも全部にでてくるのか、てんぷらの突き出しが出てきました。

刺身セットとちらしセットををお願いしました。
それと、写真が無いのですが、酢の物の盛り合わせも。
酢の物には、鯖が入っていました。

こちらはちらし寿司です。
白ワインのハーフボトル1本込みで、€64でした。
ちゃんとしたお寿司が食べられて、満足です。













次はベトナム料理です。
オペラにある”Le Santal” というパリでも早くから開いた老舗レストランです。

前菜のひとつは春巻きです。











もう一つはフォーを選びました。


 もうひとつの前菜かな?
主菜にはチキンとビーフを食べたってメモに書いてあるのですが、この写真を見る限りではエビサラダようです。



これはデザートのマンゴアイスのように見えます。
お酒も入ってしまったためか、ちょっと記憶が定かではなく、記録とも
合いませんでした。

ちょっと気を取り直して、再びフランス料理店へ行きました。
オデオンにある"Le Comptoir du Relais"です。


前菜のフォアグラのテリーヌです。










同じく前菜のオマールのラビオリです。
スプーンですくうと、ゴロンっとラビオリが出てきます。さすがにオマールはエビの味が濃かったです。
 カナールのローストです。
カナールの雌はCannettと言うそうです。
マメのマッシュがついてきます。豆粒はけっこうパリパリとした食感でした。
ラムです。
ラムはおいしかったけれど、ラタトゥイユの味が少し濃かったです。
デザートのクリームです。
普通と違って、上にいろいろ乗っていました。

デザートのパンナコッタです。

今回このお店は2度目でしたが、初回ほど感動がありませんでした。 お店のおばちゃんがせっかちで、「サービスが荒いな」っていういう印象が残ってしまいました。
まあ、ビストロだし忙しいお店なので仕方ないでしょうかね。


つぎはパリの蕎麦屋さんです。
サンジェルマン・デ・プレにある”YEN(円)”は、もう7年もやっているそうです。

右は鴨なんば(冷)です。
鴨が入ったダシは暖かいです。

 こちらはゴマだれです。
替え玉がもらったのですが、途中でゴマだれが足りなくなってしまいました。
頼めばもらえたのかも知れません。


デザートで頼んだ小豆(左)と黒ゴマ(右)のアイスです。
上品なお味でおいしかったです。














食べるときには音をたてるのが礼儀(?)という蕎麦がフランス人に受け入れられているのは不思議でしたが、周囲のフランス人(非日本人)がそばを食べるのを見ていると、やっぱり音をたてないように食べていました(マズそうです)。

ざるそば2枚とデザート、それにシャブリをグラスで2杯いただいて、€61でした。
この先も蕎麦屋さんがパリに定着するのを願うばかりです。
(2012年6月)





<番外編>
前にロレーヌで買った「ババ Babas」というお菓子です。
フランス以外でも見られるお菓子ですから、フランス起源ではないのかも知れません。











内部までたっぷりとラム酒が浸み込んでいるので、下戸の人には向いていないかも。


2014年8月19日火曜日

ランス フランス王が戴冠式をした町

ランスへ行く途中、少し寄り道をして、フランスの花が美しい村 バコンBaconnesに立ち寄ることにしました。

左の黒い道路標識は、”シャンパン街道”を表しているものです。

バコンの村の入口にあるサイン。
「花の村」の表示があります。
花ビラが4つついているのは、この村が最高位の花の村であることを表しています。
花びら4つの村は、フランス全国でも200ほどしかないようですので、なかなかの村です。
村の広場にある建物。
雨降りの後で、より赤色がきれいでした。
 村の中心にある公園です。
花壇にも、戦没者の慰霊碑の前にも、きれいに花が飾られていました。

この建物が、村役場なのでしょうか。
フランス国旗が立っていないので、違うかも知れません。

次はいよいよシャンパーニュ地方で最後になるランスReims
です。

ランスのノートルダム大聖堂の正面です。
フランク王国の初代国王 クロヴィス1世がキリスト教に改宗
した際、このランスの司教から洗礼を受けたというところから、
その後フランスの歴代26人の王様が戴冠式をこの大聖堂
で行ないました。


 これは正面入り口にある「微笑む天使」という名前がついた彫刻です。
 同じく正面の扉の左側にある彫刻。


こちらは右側のものです。

左右に開く2枚の扉の間の柱にある聖母子像です。
 正面入り口から見上げたところ。
天に聳えるゴシック建築の様子が分かります。

内部にあるステンドグラスには、シャガール作のものがあります。

 どこかにドンペリを描いたものもあるそうですが、よく分かりませんでした。



バラ窓も細かくて美しいです。















大聖堂の前にはジャンヌ・ダルクの騎乗像が立っています。
彼女は、英仏百年戦争でフランスを勝利に導く役割を果たし、またシャルル7世がこのランス大聖堂で戴冠するのに大きな力となったと言われていますが、そのときジャンヌ・ダルクはまだ17歳、この騎乗像のジャンヌは幼い少女のように表現されています。






 ランチは大聖堂近くにあった、中華レストランに入りました。

カモ入りのラーメンは、カモの油が全然気にならなかったのは、ここまで食べ続けてきたフランス料理のせいかも知れません。

キタナくてすいません。
写真を撮るのを忘れて、もうエビは全部食べてしまった後のエビ焼きそばです。

久しぶりの中華料理だからか、とてもおいしかったです。 フランスの中華料理は結構レベルが高いように思いました。













 ランスにもシャンパンセラーがあります。
と言うより、ランスにはたくさんのシャンパンセラーがあるのです。

その中の有名なG.H. MUMM の見学ツアーに申込みをしました。


 案内をしてくれたのは、アレキサンドラさんです。
 シャンパンのボトルの底にたまった澱が
光にあてるとよくわかります。

こういうようにして、角度を少しずつ変えて傾けて行くと、最終的には瓶の口あたりに澱が溜まるようになる、という説明をしているところです。

 「昔はこーして造ってたのよね」 と古文書を見せながら説明するアレキサンドラちゃんです。
















前後しますが、このセラーツアーの途中でみたものです。
何だと思いますか?

これは、「コンクリート製の酒樽」と紹介されたものの内部です。
タイルが張ってあるので、これならシャンパンを入れても大丈夫かなって思いますけど、「コンクリート製の・・・」って聞いたときにはビックリしました。











ずらっと並んだ「コンクリート製の酒樽」です。
上の写真は、下のほうにある窓から内部を撮影したもの。

こういうのは、木製の酒樽の次に使っていたものだそうで、
現在はステンレス製のものになっています。


いよいよお待ちかねの試飲の時間です。
アレキサンドラちゃんともう一人の男の人が
用意をしている間、皆な静かに「シーン」として待っています。








こちらのボトルは、あまり見たことが無いラベルが付いています。
ヴィンテージが書いてあり、高いものなのでしょう。
高いシャンパンにはピノ・ムニエ種のブドウは質が悪いので使わ
ないそうです。
 こっちはよく見るおなじみのラベルです。
MUMMはドイツ系の人が創設者だそうです。
Brutは普通15か月熟成で良いところを、ここでは最低3年間寝かせています。



このシャンパンラベル、F1レースの表彰式とかでよく使っているので見覚えがあるのですね。
F1のときに使うのは、特大ボトルですけど、
だいたいは飲まないで、ボトルを振って
まき散らしているだけです。
本当にもったいないことをしているものです。

MUMMのすぐ筋向いにある小さな礼拝堂はフジタ礼拝堂です。
藤田嗣治は、このランスの大聖堂で洗礼を受けたそうです。
今は、奥さんとともに、この礼拝堂で静かに眠っています。
(2012年6月)