この町は岩山の上に建てられ、昔から天然の要塞と言われていたそうです。
町の中は石造りの建物が建て込んでいますが、その間に円錐形の帽子をかぶったような形の塔があちこちに建っています。
町の出入口にあたる橋の上からの写真です。
どこの写真を撮っても、塔が写ってしまうのではないかと思えるほど、同じような形をした塔が建っています。
普通だと、こういう塔は城壁に沿って建てられ、見張り台になることが多いのですが、ここではそういうことでもなさそうです。
城壁がはっきりとしていないというか、他の町でも見たことがありますが、塔と塔の間の建物に城壁の役割を持たせているのかも知れません。
町の中にあった家の下にトンネルがある建物。家ではなくて、何かの施設だったのかも知れません。この建物にも三角帽子をかぶった小さな塔が付いています。
この塔は、ブルゴーニュ地方でよく見られる模様が付いています。
また、木組みの壁の建物の窓には、かわいらしい装飾が施されています。
後になって分かりましたが、ここはビュフォン通りという、この町では有名な通りだそうです。
こちらはカーブしている道沿いに立てられた木組みの壁の建物です。
こういうところを見ると、木組みの壁は道のカーブに沿って曲がってはいません。つまり、構造上、木組みの壁は平面でなければならないということが分かります。
この町で有名なノートルダム参事会教会です。
町の一番高いところに建っていました。
この教会のタンパンを見ておくように、とガイドブックに書いてありました。
教会の内部です。
この町はピンク色の花崗岩でできた岩山の上に建っているということでしたが、教会の外部も内部にもそういう岩が使われている様子は感じられませんでした。
見えていた塔のひとつに近づいて見ましたが、かなり外壁が傷んでいました。
内部を見ることができるのは夏季のシーズンだけということです。
帰り際に眺めた町の風景です。
この日は月曜日でしたが、バンクホリデーということで、町の中のお店は殆ど開いていませんでした。
人通りも少なくて、重い歴史があるのだけれども何かうら寂しい町という印象でした。
でも、これが平日だったらずいぶん違っていたことでしょう。
(2012年5月)